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「股関節の開閉運動」の方法 コキシアリンク

「股関節の開閉運動」には、様々な方法があります。
1.仰向けになった股関節の開閉運動
股関節は、両脚の付け根であるとともに、骨盤内部の大切な臓器や器官の機能とも密接な関係を持っています。
脚と骨盤を結ぶ筋肉(殿筋、大腿四頭筋、大腿二頭筋、内転筋など)や脚と腰椎を結ぶ筋(大腰筋)などの衰えは、基本的な体力の低下と関係するので、できるだけ股関節周りの筋群を大切にする心掛けが必要です。特に、太ももの内側に位置する内転筋は、股関節の様々な方向の運動を助けるので大切です。内転筋の運動はあまり注目されてきていませんが、意識的に働かせることが泌尿器系の働き(失禁予防など)を助ける意味でも重要です。
家庭で行う場合には、紐を用いた股関節の運動がストレッチ効果と筋力低下予防の運動としてお勧めです。
 写真1,2は、私自身が日頃行っている紐ストレッチ運動です。写真3,4は、体操の特別コースで指導している紐体操のポーズの一部です。ゴムバンドを用いるものよりも反発がないのでややストレッチ機能がある紐の方が努力感なく、気持ちよくできると思います。

紐体操小林1紐体操小林
写真1,2
紐体操宮坂1紐体操宮坂2
写真3,4

2.コキシアリンクを用いた股関節の開閉
健身塾では、股関節の開閉運動にコキシアリンクを用いています。
写真5,6は、89歳の男性がゆっくり50回の股関節開閉運動を行っているところです。
この場合、負荷強度は10段階の7段を用いています。
コキシアリンク新田先生3膝開きコキシアリンク新田先生4膝閉 写真5,6

写真7は、50歳代の女性の場合ですが、負荷は低い段階です。外力打ち勝って筋力を発揮するということではなく、自分自身で骨盤内の下部中央付近の内圧を高めるように、骨盤底部や骨盤周りの筋肉を引き締めるように意識しながら、股関節の開閉運動をゆっくりしたリズムで行います。ある程度の精神の集中力も必要になります。
コキシアリンク深谷1 写真7